「日本のラーメンは安すぎるかどうか問題」から経済学を学ぶ #01

1月9日に本田圭佑氏がTwitterで

>ラーメン屋。あの美味さで730円は安すぎる。もうちょっと値上げするべき。ってか色んな業界がもう少し値上げするべき。高すぎるか安すぎるかの両極になり過ぎ。次ラーメン食うときは2000円支払います。必ず。(原文ママ)

というツイートを投稿。ちなみにその後、1月14日に堀江貴文氏もこれに関連して、擁護的ツイート

>日本人の多くの感覚が狂ってるね。因みにうちのラーメンは一万円です。本田圭佑の“ラーメンに2000円”投稿に疑問の声「海外にいたので感覚狂ってる」|東スポWEB(原文ママ)

「安易に値上げしてもいいと言ってほしくない」「ラーメンに1000円以上出したくない」「海外にいたので感覚狂ってる ヨーロッパとかラーメン2000円以上だから」など色々なコメントが寄せられている。

ホリエモンさんのツイートとしては

海外にいたので感覚が狂っているっていう事に対しての「日本人の感覚の方が世界スタンダートから外れているよ。」と言った意味だと解釈が適当だろう。

それ以上の他意は無いだろうが、元をたどれば本田圭佑さん(のツイート)に反論する日本人の感覚が狂っている、っていう事なので日本のラーメンは安すぎる、という所に同意。あるいは価値に見合った値段をつけるべき。という所だろう。

この手のツイートはたまに著名人が投稿して炎上、論争になったりする。
結構単純な感情でリプ合戦になってしまっているのはみっともないところではあるのだが。

戻って、本田圭佑さんのツイートには、個人的には賛同できない。迷うが9:1ぐらいで否定側である。その「1」の部分は、良い値上げが進む世界は望ましいと思っているからである。(後述)

ツイートの真意は?

まずツイートがどういった意味で言っているのか。
ツイート自体で判断できる文章ではあるが

1,本当にそのまま「このラーメン1000円とか(2000円)で出すべきでしょ!」って意見なのか

2,単純に、それぐらい美味しかった!っていうお店や作り手への賛美なのか

3,「経済的に良くない」という意味で、2000円のラーメンが普通にあっても良いという意見。

堀江さんのツイートは3の「経済的に良くない」って意味が多いにあると思う。
2の「単純に賛美」なら、チップでお金をあげたら良いと思う。
タクシーでお釣りを多くあげるみたいなものだ。
あるいは、バブル時代の札束を見せびらかしてタクシーを呼び込むみたいな。

1と3は親しい部分はあるが、3の考えとしては、堀江さんも「うちのラーメンは1万円」って言ってるが、1万円のラーメン屋さんがあってもいいと思うし、700円のお店があっても良いと思う。2000円のラーメンがあっても良い。

1が私が一番賛同できない所で、ごく個人的にもラーメンに2000円は払えないし2000円のお店があっても良いとは思うが行けない。なんかの記念には行くかもしれないけど、今ある普通のラーメン屋さんのラーメンが1500円超えてくるようだと普通のラーメンも行けない。ただ自分がお金に余裕があるならば、逆の意見になるかもしれない。
今の立場では、普通のラーメン屋さんの値段は今ぐらいで丁度良いだろう。

昔の人なんかは、「昔はラーメン500円で食べれたのにねぇ」みたいな人もいるが、そういう意見は経済観念が無い時代錯誤だと言わざるを得ない。物価や給与水準も変わってきている。

個人的な意見は別にして、経済学的知識からこれらについて考えてみたい。
とはいっても経済学に精通しているわけではない事は先に明記しておきます。
私の中の少しの経済学的知識・概念から色々考えてみたい。あるいは勉強しながら。

もし記事を読んで興味が湧いて、ちゃんと知りたくなったら経済学の本を手とってみてくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です