「日本のラーメンは安すぎるかどうか問題」から経済学を学ぶ #02

価格はすべてを内包している

2-1 需要と供給、市場価格

価格、ものの値段の原則…いや”基本”としては

需要曲線と供給曲線の交わる所が適正価格となる。

需要とは、モノは安い方が買う人が多い、高いほうが買う人は少ない。

供給とは、価格が高くたくさん売れるほど嬉しい、全然売れないと嬉しくない。

というそれぞれの曲線がある。

企業は”基本的”に利益を最大化したいので、
買う人が多くなる価格を設定するのである。

つまりよっぽど(色々)間違っていない限り、
お店が「ラーメン730円」と出しているのだから、それが適正価格なのである。

これで
店長「本田圭佑さんが2000円払うべきって言ったから、明日からラーメン2000円にするぞー」

ってやったら、おそらくお客さんが入らなくなって廃業してしまうだろう。
一度2000円に値上げしてお客さんが離れれば、失敗したと思って値段を戻してもすぐにはお客さんは戻らない。

仮にだが2000円にしても(例えば1日平均の)お客さん数がまったく変わらないのであれば2000円にすべきだろう。